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- 旅館大橋の口コミ 建築と巌窟風呂
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足元湧出泉の宿二泊目は三朝温泉。今晩お世話になる旅館へと向かった。歩いていると風格がある外観を写真を取って敷居の高い玄関へ踏み入れた。
始めに玄関前にいた従業員の人に日帰りか宿泊か聞かれ宿泊と答えるとラウンジまで案内される。ラウンジではお抹茶と茶菓子をいただき一息ついた後に宿帳記入とお部屋係りによる案内となった。
【値段】
二食付き29550円 1人泊
【部屋・館内】
三徳川を望める文化財一般客室へと通された。踏込み3畳+メイン8畳+広縁と一人で使う分にはかなり広い。広縁部分に洋式トイレと洗面台・灰皿がある。メインには少し古めの冷暖房とTV・化粧台・金庫。踏込み部分には何もない。中身有り自動精算式冷蔵庫になっていました。部屋菓子は因幡の白うさぎ。部屋の名前は○の間となっていて○の部分には木の名前が入っており部屋にはその木が使用されている。松の間であれば松の木・南天の間であれば南天の木といったように。当時の宮大工が同じ物がないようにと遊び心を加えて建てたらしい。館外・館内どちらからみても建築がすばらしいと思いました。
【食事】
2食とも部屋食となり夕食18~19時。朝食7:30~8:30。
夕食開始前10分前になると部屋係の方が準備にくる。
夕食は少々厳つい料理長の全10品の創作料理で部屋係の方が出来たてを一品ずつ持ってきてくださる。料理長直筆のお品書きはハッキリ言って読めない。自分は少し単語が拾えるのみでした。前菜から一品ずつ運ばれてきて次の料理まで間隔は長い。船を模したお造りでは演出があったりした。他は霜降り和牛の鍋?やグラタンなどがあった。
【接客】
玄関前からお部屋まで丁寧に応対してもらえます。自分にあたった仲居さんと係り若い男性は愛想があり中々悪くないが高級宿らしくはないかなっと感じられた。基本はほったらかしなので関わるのは食事や初めの説明の時がほとんど。館内ですれ違う時は従業員全員が丁寧に挨拶をしてくださります。
【温泉】
浴場は2ヶ所あって男性15~21時・女性21~翌10時はふくべの湯。泉質:単純弱放射能泉・循環・加水加温塩素。
内湯と階段を下りた所に露天風呂とホルシミスサウナがある。塩素臭はしないがイマイチパンチ力に欠ける。ラドン10マッヘ程の無色透明の温泉でした。露天からは三徳川がのぞめました。
男性21~24:30・5~10時。女性15~21時は名物の岩窟風呂となっています。日帰りでは男性は入る事が出来ません。
泉質:含放射能-Na-塩化物泉・掛け流し・足元湧出泉。
下乃湯(脇に小浴槽あり)・中乃湯・上乃湯とあり下・中はラジウム泉で80マッヘと放射能泉の規定50マッヘと
比べると濃い湯となっている。下が適温ぬるめの温度で中が適温少し高めとなっていたが朝は温度が逆に。下のパイプに集約して投入しているのとは別に岩の隙間からも少量であるがポコポコ湧いてきている。
上乃湯は放射能泉では珍しいトリウム泉で450マッヘと規定の9倍と下・中とは段違いの濃さで温度も44~45℃程と高温である。下・中は岩の色が黄色であったが上乃湯は黒く変色してしまっている程で濃厚さが伺えます。
汗が引かない湯で休憩を十分に取りながら半身浴中心で入浴した。
またふくべの湯をでてロビーで温泉雑誌を読んでいた所、従業員が慌しくしており、なんでも岩窟風呂で湯あたりした女性がいたようで救急車を呼んでいた。入浴する際は体調に気をつけて。
【感想】
値段は1人泊最高値を更新したが料理では湯田中・よろづや。別府明礬・山田屋旅館。サービスではお気にの白骨・泡の湯よりイマイチに感じた。
濃厚な岩窟風呂と建築を堪能する事は出来たのでまずまずといった所ですが1人だと1万近く値段が上がるのがマイナスかな。1人では微妙に感じられますが2人以上であれば値段に見合った良い宿だと思います。
温泉評価:巌窟上之湯88/100。宿評価:星3.913人が参考にしています