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投稿日:2010年8月25日
「足元湧出温泉」ではありません (旅館大橋)
buriburi2000さん
[入浴日: 2010年8月21日 / 1泊]
33.0点
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33.0点
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33.0点
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33.0点
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44.0点
三朝温泉の大橋に宿泊した唯一の目的は勿論、
「足元湧出のラドン含有・岩窟風呂」を体験するために他なりません。
岩窟風呂は男性は21:00からということで、それまで「ふくべの湯」と
呼ばれる内湯と露天に入りました。
が、しかし。
これがなんと驚いたことに、循環塩素風呂。
露天に関してはかけ流しでは、という意見もありましたが、これは
露天に関しても内湯と全く同じ湯でした。外で入浴する分、塩素臭が
薄まって感じるだけでしょう。
誉れ高き「大橋」が、なぜこんなことを・・。
気を取り直してお待ちかねの岩窟風呂。
期待が大きすぎて浴槽を見て感動するということはありませんでしたが、
肝心の湯の感想。とにかく「重い」。
ズシリとくる湯です。5分と入っていられません。
「熱いから入っていられない」わけではなく、とにかく凄い重さなのです。
青森・三内温泉の知る人ぞ知る「三内ヘルスセンター」の浴後感も
こんな感じでしたが、三内温泉が白濁の硫黄泉であるのに対し、こちらは無色透明。
それでいてこのズッシリ感は全くもって驚きです。
これが含有トロンやラドンのせいなのかは、硫黄泉のように色や匂いが
無いためわかりません。勿論この岩窟風呂に関しては、塩素臭は全くありません。
ちなみに、泡がポコポコ浮いてきていたので、本当に岩の隙間から
「自然湧出」しているのか気になり、泡発生地点の石をどけてみました。
すると驚いたことに、湯の底にパイプが通っており、そこから湯が供給されてました。
言われているように「岩の隙間からの足元湧出」している温泉ではありません。
湯の底からパイプを通しているのならば、上から流すのと何ら変わりません。
湯が凄いのは確かなのですが、これを「足元湧出」とうたうのが如何なものでしょうか。
ちなみに「上の湯」トロン泉については、湯底の供給口がわかりませんでしたが、
堂々と加水がされています。
以前より湯の出が悪くなったのか、理由はわかりませんが、いずれにせよこのような
誤魔化しは残念でした。
結論として、ふくべの湯に関しては、全く入る価値は無いです。
岩窟風呂は「足元湧出温泉」ではありませんが、これほど重い湯はそうないので
一度は体験して損は無いと思います。
ただ、お風呂は岩窟風呂の足元湧出のだけにして塩素風呂のふくべの湯に関しては、
廃止すべきです。塩素風呂付客室も不要です。客室を減らして岩窟風呂のみを男女交代で
利用してでも、この湯を守ることが何より大切と思います。
また、足元湧出ではないのなら、どれを誤魔化すのも良くありません。
せっかく湯自体は素晴らしいのだから。11人が参考にしています