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2月7日(木)、泊まってきました。
大阪からスーパーはくとに乗って3時間で倉吉着。駅の改札を出ると旅館大橋の旗を持ったおじさんに出迎えられ、マイクロバスで約15分で宿へ。道中はみぞれが降ってました。
ロビーに入ると宿裏の三徳川に正対したゆったりとしたソファーに案内され、まずは抹茶とお菓子のおもてなし。
部屋で一息つくと、さっそく露天・せせらぎの湯へ。みぞれが雪に変わって寒さが増し、湯船まで歩くのに震えがきたんですが、湯が温かくてホッとする。
体が温まったところで湯船横のホルミシスサウナへ。扉を開けるやもうもうとした湯気におそわれたんですが、それはスチーム蒸気にラジウム泉を注入したという代物。疲労回復や細胞の若返り等々の効能を期待して丹田で呼吸する。蒸気が旨いというか一遍で気に入って、汗が滴って心地いい。
部屋でしばし休息をとってから、今度は内湯・ふくべの湯へ。ここには外に展望寝湯という一人用の檜造りの湯船があるんですが、川向こうからは丸見えになる為でしょう、さっきの露天もそうでしたけど衝立があってさして展望はききません。それでも雪が牡丹雪になってしんしんと降り注ぐのは見えてました。
せっかくの三朝なんだから外湯も廻りたかったんですが、外は雪が降り続けていたのでそれは止め、その分宿の湯を満喫することにして夕食までのあいだ再びホルミシスサウナへ。
夕食は部屋食で、仲居さんが出来立てのものを一品一品運んでくれます。どれも量は少なめですが工夫が凝らされていて旨い。私は活あわびのステーキを別注したんですが、それは板前さんが部屋まで来て目の前で作ってくれました。特性のアボガドソースがかかっていて美味。
8時半からまたホルミシスサウナに入った後、9時の男女入れ替えを待って、その足でいよいよ巌窟の湯へ。元々川から湯が自噴していたところに湯船をそのままつくったというだけあって、四つある湯船は底がどこもチョー凸凹。一番上のトリウム泉は希少な上世界一の濃度と分析表にあったので堪能したかったんですが、いかんせん湯が熱くてそんなに入っていることができず。その代わり私が気に入ったのが一番下のラジウム泉。一人用でぬるく、かといって体が冷えるほどではなく、寝転がって長湯をしていました。(この日は宿泊客が少なく、どこの湯もほぼ貸切のようにして使えたからできた贅沢なんでしょうが)
翌日も雪が降りしきり、帰りの電車の時間までどうしようかと悩んでいましたが、仲居さんのすすめでルンルンバスという観光バスに乗り、半日倉吉を見て廻ることができました。
ああ、いい湯、いい宿でした。
早朝の部屋からの眺めの写真をつけます。9人が参考にしています