-
投稿日:2022年11月17日
何じゃこりゃと慄く聖石のお人形様… (奥州福島 聖石温泉(旧 聖石温泉 恵の湯))
きくりんさん [入浴日: 2021年10月28日 / 2時間以内]
44.0点
-
44.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
何じゃこりゃと慄く聖石のお人形様
長閑な里山風景が広がる船引町の国道349号線沿いに佇む、食事処「山の幸」に併設された日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
平成9年(1997年)に開湯した比較的に新しい温泉で、家を建てようとユンボで掘ったら偶然湧出。昔この地にあった「見ざる聞かざる言わざる」と彫られた大石に由来する、聖石という地名に因んで名付けられたのだとか。
入浴料は600円は、玄関を入って左側の受付で。内装は日々進化しているようですが、この時は広いスペースにテーブルのみ。初めて来たと伝えると、受付のお姉さん(実は若女将)が親切に浴室まで案内してくれます。
右側の廊下を奥に進み、ソファの置かれた広間の横を通って突き当りに男女別の大浴場があり、男湯は手前の「癒しの湯」(女湯は奥の「ゆとりの湯」)です。「ぬるかったら、脱衣場のインターホンで知らせて頂ければ沸かします」と言われ、受付に戻って行きました。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
なまはげのような巨大な疫病退散の聖石のお人形様の下に、6人サイズの木造り内湯があり、茶褐色に濁った温泉法第二条該当泉(源泉名: 恵の湯)が満ちています。総鉄イオンの項で該当。泉温17.5℃を加温して、42℃位で供給。PH6.2で、肌に引っかかるような浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。岩の湯口から加温湯が注がれていますが、手前の蛇口を捻ると冷たい源泉も。口に含むと、鉄臭がして渋炭酸味がします。
窓を開けると、田園風景の景色。聖石のお人形様に見守られながら、ずっと貸切状態でまったりできました。
シンプルな内湯を想像していましたが、地域の伝統を受け継ぐお人形様とのコラボが凄い(コロナ禍での期間限定?)。星野リゾートでも、ここまでやらないかも。
近年はベースキャンプを作って若者が押し寄せたりなど、元カリスマギャルの若女将のチャレンジから今後も目が離せないような湯処でした。
主な成分: ナトリウムイオン15.0mg、マグネシウムイオン8.0mg、カルシウムイオン37.3mg、マンガンイオン1.6mg、鉄(II)イオン11.0mg、フッ化物イオン0.1mg、塩化物イオン31.0mg、硫酸イオン12.4mg、炭酸水素イオン141.5mg、メタケイ酸42.9mg、メタホウ酸0.1mg、遊離二酸化炭素176.3mg、成分総計0.4791g25人が参考にしています
-