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2006/07/02入湯。
ヌルスベ・泡着き・微硫黄臭と3つ揃った湯でした。確かに、浴室は内湯(10名程度)が1つと露天が1つしかなく、特に露天は定員3名程度ともう少しキャパが欲しい気がしますが、湯はとても良いものだと感じました。
一番特徴的だったのは、ヌルスベ。露天(画像参照)で一緒に入った男性が「おっ!ぬるぬる」と思わず声を上げたほどのもので、皮膚と湯の間に薄いヌルスベの膜がはられたような感がありました。この露天の湯は掛け流し(加温のみ/施設表示より)の湯が落ちたところに泡溜まりができていて、しばらくすると細かい泡が体に着き始めます。山梨の山口温泉や韮崎旭温泉ほど泡々というほどではありませんが、かなりのものでした。硫黄臭はほんのり、といった程度。一方、内湯は循環ろ過で、ヌルスベ以外の特徴は消えています。
開館時間から30分ほどの時に訪問したのですが、すでに10ある洗い場はほぼ満員の盛況ぶり。これでは、訪問した方が芋洗い経験をするのも無理はないと思います。源泉は内湯と露天で違うものを使っているということですから、せめて露天をもう少し広くするなどの工夫をして欲しいですね。
ただし、質の高い湯を低料金で提供している姿勢は素晴らしいですし、施設も清潔で休憩所も広く、山懐に抱かれた佇(たたず)まいも風情がありますので、もう少し評価をしてもよい湯ではないかと個人的には思っています。また、湯に対する情報開示の姿勢もキチンとしており好感が持てます。
総合的に一浴の価値は充分にある湯だと思いますので、朝一や昼時などを狙ってピンポイントで入ってみてはいかがでしょうか。特に、露天の源泉風呂は待ってでも入浴する価値のあるものだと思います。お薦めします。0人が参考にしています