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投稿日:2011年5月3日
鍾乳洞かのような温泉堆積物 (ユートピア和楽園 知内温泉旅館)
かとぅんさん [入浴日: 2011年5月2日 / 1泊]
44.0点
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33.0点
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0 - 点
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33.0点
青函トンネルの北海道側出口近く、知内駅から車で10分ほど。原野の中の一軒宿です。函館から1時間半くらいかかるにも関わらず、夜21時まで外来入浴客で混んでいました。
温泉は3ヶ所に分かれていて、男女別の内湯2ヶ所と、混浴の露天風呂が1ヶ所。それぞれ離れています。移動するには、一度服を着ないといけないのがやや面倒です。一番左手奥の一番古いと思われる浴室(秘湯を守る会のホームページに載っているところ)が最も特徴的かも知れません。浴槽と床全体に温泉沈殿物が堆積して鍾乳石のようになっています。浴室が全体的に薄暗いので鍾乳洞のようです。泉質自体も、カルシウムとマグネシウムが多くて、かなり硬めのキシキシした触感です。かすかに白く濁った、ほぼ無色透明。臭いと味はあまりありません。
源泉は違うようですが、他の2ヶ所の浴室もほぼ同系統の泉質。成分はいずれもpH 6.7前後のほぼ中性、総成分 2.5g/kgのNa-炭酸水素・塩化物泉。昔でいうところの、石膏泉のために、いろんな成分が体積するのでしょう。お湯は全体的に熱いです。もう少しぬるい方が入りやすいなあ。地元の人の話では、気温でお湯の温度が変わるそうです。
建物は新しくなってツインベッドの部屋で、ビジネスホテルみたいな作りでした。食事は山菜の天ぷらや牡蛎鍋など地域のもので十分楽しめます。一軒宿なので夜は静かなのもいいです。脱衣所のそばに喫煙所があってタバコ臭いのは改善点だと思います。15人が参考にしています
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