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投稿日:2009年3月4日
かま風呂と名代のとろろ汁 (山ばな 平八茶屋)
しろうさぎさん [入浴日: 2009年1月11日 / 2時間以内]
55.0点
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大原に行くバスの中から気になっていた佇まいだった。
高野川沿いの離れの個室で昼懐石をいただいて、入浴した。
壬申の乱の折、大海人皇子(後の天武天皇)が矢傷を負い八瀬の里に逃げ隠れられたとき、村人たちが土のむろを造り、それを温め治療したと伝えられているかま風呂。 定員3~4人で、内部の温度は55~60度、しっとりとした空気の和風サウナである。 むしろが敷かれた上のござに、陶器の枕を持って横になる。 藁の香りで心地よい眠りに誘われるが、20分もすると身体の芯から温まり自然と汗が出てくる。 かま風呂の後は隣の風呂で汗を流した。
接客してくれた若女将の話によると、かま風呂は中空の二重構造で空気を暖めていて、1日2回、朝夕2時間ずつボイラーを焚くと温度が保てるが、一度火を落としてしまうと、
元の温度に戻るには1週間かかるので、休日でもボイラーを焚いているそうである。
食事・宿泊の客限定のサービスだが、大原の散策帰りに老舗の料理とともに、大原女家の菓子そっくりのかま風呂を楽しんでは如何だろう。1人が参考にしています
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