-
先日行った北白川の「北白川天然ラジウム温泉」、その隣にあるのがこの温泉です。
先日は(自宅から近いので)ケチって自転車で行きましたが、山道で道幅が狭い割には大きな自動車がたくさん通って怖かったので、今回はケチらずにバスで行きました。
11時過ぎ、出町柳からバスに揺られて15分ほど「地蔵谷」というバス停で降ります。降りた途端に女の人がツツツッと寄ってきて「はい、こちらへどうぞ」と有無を言わさず案内してくれます。不動温泉の女将さんでした。隣の温泉に客を取られまいと、バスが着く時間にバス停で待っているようです。
11時半、女将さんに案内されて不動温泉へ。お隣の温泉に勝るとも劣らないくらいひなびた(笑)建物です。まず広間へ通されます。ここが休憩室。いくつか机が並んでいて、そのひとつが僕専用です。お茶と枕を持ってきてくれ、この温泉と入浴方法を説明してくれます。この温泉はお隣とは湯元が別だそうですが、それでも同じくラジウム含有量は西日本一だそうです。半身浴でゆっくりと入り、浴室に満ちているラドンをたっぷり吸い込むといいとのことです。
お昼前、1回目の入浴です。ここは設備は古いし決してきれいではありませんが、無料の貴重品ロッカーがあったりして使い勝手は良いです。そうそう、入湯料は1200円とお隣よりも安いです。さて浴場、かなり狭いです。カランが4つ。シャワーはひとつだけありました。天上が低く、湯気が充満しています。そして湯舟も狭いです。3人くらい入ったらいっぱいでしょう。お湯はそんなに熱くないですが、ラジウムの効能かすぐに火照ってきます。なので水を飲みつつ半身浴、というか脚だけ湯舟に突っ込んでいました。お湯は塩素消毒もしているようですが、塩素臭は全くありません。柔らかいお湯で気持ちいいです。僕の他に入っているのはオジサンひとりだけ。そのオジサンも途中で上がったので、ひとりのんびりとしていました。
小1時間で上がり、休憩室に戻って昼食を。ビールと天丼。味はなかなか。特別高くもありません。食べ終えると眠くなったので横になりました。今回は準備万全、タオルケット、ゆったりとした部屋着、蚊取りも持参しました。本など読みながらウトウトと。眠りかけたんですが、午後になると常連さんも何組か来たり、前の道(山中越)を通る車の音がけっこううるさくて、完全には眠れませんでした。
2時過ぎ、2度目の入浴です。今度も脚だけ湯につけてユルユルと。小1時間で上がりました。そして冷酒とだし巻き玉子でひと休み。ここはケイタイが圏外になるので使えません。ですから本を読んだりして過ごすしかないのですが、それもまたいい感じです。
4時過ぎに3度目の入浴。酒を呑んでかいた汗を流すくらいで軽く30分ほど。上がって休憩室でのんびりして、身支度を整えて5時過ぎに失礼しました。玄関を出たところに飲料用の泉水がありました。美味しい水でした。そして横には「不動院」がありますのでお参りして護摩木を納めました。
5時半のバスに乗り、あっという間に下界へ。ほんのさっきまで温泉にいたのがウソのような気分です。またゆっくりと湯治しに来たいです。8人が参考にしています