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七色峡に満開の桜を見たついでの入浴。土曜の夕方である。こちらは立地が都市から遠く、営業曜日が少なく、また時間も短いとあって、興味はあったもののなかなか入浴の機会が得られなかったものである。
施設の歴史はまだ浅いようであり、新築に近い状態。地元のご婦人が入浴受付をしてくれた。この浴場は神川の地域で管理しているとのこと。泉質はよく分からなかったが、総硫黄・フッ素(フッ化物)イオンの量が既定を超えているので温泉に認定されたというもの。源泉温度は16℃と低いので加温の後かけ流されている。浴槽はプラスチックの3名入れば満員というもの。熱湯と源泉の蛇口があり、温度計を見ながら好みに応じて調節する。私が入浴したときは42度にあわされていた。微硫黄臭のするさっぱりとした湯である。個性の弱い単純泉に近いものであろうが、かけ流しのお蔭で鮮度のよさを感じることができる。
浴室はこじんまりとしたもので、カランが3つ、浴槽は3人ほど、脱衣所は2人が限界か。鍵のあるロッカーはなかった。また、混雑時は入場調整があるとのこと。一応受け付け回りは休憩所(椅子式)となっており、そちらで待つことになるそうだ。当日は空いており、地元の方のみ。農作業のこと、桜のこと、熊野のパチンコ事情など、ローカルな会話が弾んでいた。そんなところゆえ、外来の客は「お湯をお借りしに行く」気持ちを忘れずに訪問したい。
最後に4/5(日)に桜祭りがあるとのこと。もう満開になっていたので微妙なところだが、1週間持ってくれることを祈りたい。3人が参考にしています