-
甲府市内中心部の市役所の隣にある、高級老舗ホテルです。こんな施設に無料で温泉に入浴させてくれるという企画は似つかわしくないのですが、雑誌「温泉博士」の温泉手形で入浴させていただきました。
温泉は、甲府市内温泉旅館組合のものを使用しており、泉温45.2度、pH7.4、微黄色透明で硫化水素臭のあるナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉です。加水・加温・循環濾過・消毒なしで使用しており、湯口で匂う硫黄臭と、鉄分と硫化水素が反応してできた大量の黒い湯の花が存在感をアピールしています。
場所柄、甲府市内に多くみられる薄茶色っぽいモール泉タイプのお湯だろうと予想していたのですが、ツルスベ感や泡付きは共通していたものの、硫黄臭と大量の湯の花は予想外で、よい意味で期待を裏切られました。
浴室と脱衣所が狭いことと、立ち寄り料金が1050円と高いことが難点ですが、湯使いの良さは気に入りました。いつまでもこの湯使いを続けて欲しいものです。
(2008年12月入浴)3人が参考にしています