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2006/06/03入湯。
建物外観は公民館のような造りで、内部もさほど飾り気がありませんが、お湯は素晴らしいものでした。
湯質は「ナトリウムを主成分とした単純温泉(施設の説明書きより)」で、薄茶色。加温の内湯(40℃)と源泉そのままの露天(34℃)がありますが、どちらも掛け流しです。特に、露天(画像参照)は今の時期ですとぬる湯が心地よく、いくらでも入っていられます。そして特筆すべきなのは泡着きの良さで、韮崎旭温泉などと比べるとやや大きめの泡が全身にビッシリと着き感動ものです。
カランは7つありますが、シャワーは1つのみですし、固形石鹸だけの設置ですが、湯質が素晴らしいのでまったく不満を感じません。施設は至れり尽くせりだけれど湯質は平凡で塩素ゴッテリという施設よりは、こちらの方が温泉本来の楽しみが満喫できるのではないでしょうか。
ただ必殺介護人さんのおっしゃる通り、入館者は職員の方をのぞけば本当にご老人の方ばかりで、かなり「浮き」ます。特に露天などは朝一で常連の方たちがズラリと浸かり、「朝早起きして消毒してきた」などと楽しい会話している中に入っていくのは、少し勇気(?)が入ります。
でも、ここはあくまでご老人の福祉を目的とした湯ですから、私のような若輩者は「場違いですが、皆さんの湯を少しお借りします」といった感覚で入湯するのが当然と思います。間違っても多人数で押しかけて、我が者顔で大はしゃぎする不心得者が行く場所ではありません。穏やかに、粛々と湯を楽しむ場所だと思います。2人が参考にしています