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「千曲川旅情の詩」の一節、千曲川いざよう波の岸近き宿にのぼりて濁り酒濁れる飲みて…と詠われたここ中棚荘。上品な雰囲気の宿で、様々な展示物にも文学の香りを感じます。
名物のりんご風呂はさすがに良い匂いを放ち、趣きある雰囲気と共に安らぎを与えてくれます。小さなお子さん連れの家族と一緒になりましたが大喜び。私も童心にかえって入浴を楽しみました。弱アルカリ性低張泉の源泉は、とにかく肌がツルツルになる美人の湯。女性にはピッタリの優しいお湯です。
宿の玄関前の小屋で飼育されているヤギや豚が可愛くて、ずっと昼寝しているワンちゃんも愛嬌があり心和みます。日帰り入浴よりも、宿泊でゆっくりとしてみたくなりました。
貴重品はフロントで預かってくれて、ビニールの巾着袋で返していただけます。受付の女性の対応も丁寧でとても良かったです。
こちらの入口にある丸型ポストは、日本丸型ポスト協会から「初恋ポスト」と認定されています。ここから絵手紙などを出してみるのも、旅の思い出としていいかも知れません。
やさしく白き手をのべて りんごをわれに あたへしは
薄紅の秋の実に 人こひそめし 初めなり10人が参考にしています