-
2年ほど前、このあたりを通ると櫓が立っていたので、いつか新しい温泉ができるのだろうと思っていましたが最近オープンと知り早速行ってきました。入館すると館内の匂いができたてということを思いっきり物語っています。もちろん清潔感が溢れています。平屋造りの館内は食事処、畳のうたたね処、岩盤と陶板の2種の温熱浴そして男女日替わりの2種の浴場のほかマッサージや床屋さんと最近定番の施設となっています。広さは駐車場や正面間口から想像したより狭い感じがしました。今日は「ざぶんの湯」という5分おきに露天の池に大きなバケツがひっくりかえり大量の水が注がれるという変わった仕掛けのある浴場を利用しました。しかもそのバケツの下には「滝見ぶろ」と称しテレビ付きの湯腰掛があります。池の水は色、匂いから温泉の排水を再利用しています。内湯と露天に配された浴槽はすべて源泉かけ流しでぬる湯、適温湯、あつ湯とあり好みの温度で温泉を楽しめます。温泉は透明感のある薄黄色の湯でしょっぱく金気臭がありつるっとした感触でちょうど良い湯加減と仄かな香りが癒しのひと時を与えてくれます。特に露天のぬる湯は長い時間を過ごすのに最適な湯船でした。サウナも高温サウナと漢方スチームサウナがあり水風呂も17℃台の水温でしゃっきっとして快適です。ジェットバス等の泡系のお風呂はありません。ちょっと塩素臭のする井泉水ですが、ねころび湯と電気つぼ湯は特徴的です。ねころび湯は、良くあるちょろちょろと表面だけ温水が流れているものとは違い数センチの深みがあり背中全体が湯に浸かる構造で心地よさがあり、特に寒い季節には快適ではないかと思いました。また電気つぼ湯はその名のとおり一人用のつぼ湯に電気風呂の機能が備わったものです。ちょっとした所にこだわりを感じさせるお風呂ですが、やはりその主役は新鮮で優しい感触の良い湯でした。お気に入りのタイプの温泉が朝風呂・会員料金で530円は、まさに早起きは三文の得といったところです。露天エリアでは恐らく湯船より池の方が広いのはご愛嬌です。埼玉の温泉は侮れません
0人が参考にしています