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勝浦宿泊の折に入浴。ここは駐車場が難儀と思っていたので、近隣に宿泊した際に訪問しようと以前から狙っていた。見るに、夜の時間帯は港や銭湯の前に路上駐車しているのもあり、神社に停めていたり、近所の体育館の前に駐車したりと多少なりともカオスな状態。地元民ならいざしらず、勝手知らぬ観光客が駐車できる状況にあらず。
地元専用に近い公衆浴場であり、値段は銭湯価格以下の320円。番台形式とフロント方式の折衷みたいな管理人詰所である。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。輪郭のくっきりした硫黄臭が特徴である。やや深めの浴槽にかけ流されている。温度はかなり高めに感じた。44℃ほどはあったと思う。肌触りに特徴は感じられなかった。この硫黄臭が何より嬉しい。
洗い場はシャワーなしのカランのみ。当然石鹸類の備品もない。カランも温泉である。
私の訪問した夜8時過ぎは、観光客はおらず、地元の社交場となっていた。入れ墨をせおっている方が多いのには驚かされた。元プロ野球選手の清原のような大きなガタイの兄ちゃん、スキンヘッドの眉毛なしのおっさんなど、漁港の風情か裏社会の雰囲気か分かりかねるところであった。駐車場の件をのぞけば気軽に勝浦の湯を楽しめるところであり、観光客にもお勧めできると思うが、やはり地元色の強いところであるゆえ、ご理解のうえ訪問してもらいたい。2人が参考にしています