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投稿日:2022年12月20日
激アツだけど人情も厚いレトロな公衆浴場… (上の湯(かみのゆ))
きくりんさん [入浴日: 2021年10月29日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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33.0点
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激アツだけど人情も厚いレトロな公衆浴場
いわき湯本温泉街から少し離れた場所に佇む、昭和の風情が残る公衆浴場。いわき湯本温泉には温泉を利用する3つの公衆浴場がありますが、ここは公衆浴場というよりも昔ながらの共同浴場という雰囲気。入口も男女別で、男湯は右側です。平日の午後、利用してみました。
入浴料150円は、番台で。棚とコインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーもありません。
既に、地元のお爺様方が座って談笑中。浴室に誰もいなーいと、ニコニコで服を脱ごうとしたら、お爺様の1人が「お兄さん、入れるのは4時からだよ。」と。「え〜、皆さん上がられてお話し中だと思いました。」と伝えると、一同爆笑。どうやら、掴みはOKだったようです。
待っている間に、浴室の写真を記念に1枚。また少しして、お爺様2人が蛇口を捻って水を投入。私がすぐ入れるようにと、わざわざ前もって湯温を下げてくれました。程なくして、番台さんから「はい、いいよー。」と声がかかると、入浴OKの合図。16時の5分前でした。
浴室に入ると、右側に4人分のカランがある洗い場。アメニティは、共同浴場なのでありません。ここでも、お爺様の1人が「石鹸が無かったら貸してあげるよ。」と優しいお言葉。
左側に5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑白色に濁った含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 常磐湯本温泉 湯本温泉源泉)が、かけ流しにされています。泉温58.3℃を加水して、この日は45℃位で供給。PH8.0で、肌がスベスベする浴感です。「今日は、いつもよりぬるいんだよ。」とお爺様。いつもどんだけ熱いんだと思いつつ、こちらももらい湯の精神で、「気を使って頂いて、ありがとうございます」とお礼。
「どこから来たの?」「埼玉です。」「いい湯でしょ、毎日来ればいいよ。」「埼玉だから、そうちょくちょく来られません。」そんなやり取りをしつつ、その後も談笑したり湯に浸かったり出たりして、わずか30分ほど。気がつけば、体が真っ赤になっていました。
番台さんにも「また来て下さい。」と見送られ、体だけでなく心までHOTになりました。
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン544.4mg、アンモニウムイオン0.7mg、マグネシウムイオン2.5mg、カルシウムイオン75.8mg、ストロンチウムイオン0.7mg、フッ化物イオン4.8mg、塩化物イオン648.8mg、臭化物イオン2.3mg、ヨウ化物イオン0.4mg、硫化水素イオン7.2mg、チオ硫酸イオン4.7mg、硫酸イオン309.6mg、炭酸水素イオン146.5mg、メタケイ酸54.2mg、メタホウ酸21.1mg、遊離二酸化炭素6.1mg、遊離硫化水素0.8mg、成分総計1838mg39人が参考にしています