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投稿日:2012年11月21日
過ぎたるは、 (野沢温泉共同浴場 滝の湯)
sinさん [入浴日: 2012年11月19日 / 2時間以内]
44.0点
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野沢温泉は、山の斜面に開けている。街全体がほぼ坂道で、あちこちに急坂がある。野沢温泉の源泉である麻釜に行くにも、温泉街の中心から急坂を登らなければならない。滝の湯は、その麻釜からさらに急坂を登ったところにある。
入口ドアを開けると直ぐに浴室である。先客はいない。硫黄の匂いが強い。湯船は4、5人サイズである。手を入れると激熱で、体感50度以上というところだ。水道の蛇口をいっぱいに開いて加水するとお湯がオーバーフローするが、それが足にかかり、それも熱い。
水道の周りだけ入れるようになり、かろうじて湯船に入る。湯花の量がすごい。黒い湯花で、底が見えない。よく「消しゴムのカス」と表現されるが、この湯花はみそ汁椀の中のワカメのようである。最初、お湯も黒いのかと思ったくらいである。湯面に顔を近づけて、目をこらすとやっと底のタイルが見えた。お湯は透明で、淡い暗緑色というところか。
お湯から出ると、体のあちこちにそのワカメような湯花がへばり付いた。桶にお湯を汲んで流すのだが、桶の中も湯花がいっぱいで、湯花はなかなか落とせなかった。
なんだか、お湯の熱さや大量の湯花と格闘して終わったような湯浴みであった。4人が参考にしています
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