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投稿日:2010年9月30日
ピュアな硫黄泉と驚きの露天風呂 (屋敷温泉湯元 秀清館)
kiraさん
[入浴日: 2010年9月29日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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平家の落人の里といわれる秋山郷。秀清館は、長野県栄村の屋敷集落にある一軒宿。信濃川の支流中津川の山深い渓谷沿いに佇む。
9月29日午前11時過ぎに、立ち寄り入浴をお願いした。本館のすぐ近くの駐車場に車を置いてドアを開けたとたん、プーンと心地よい硫黄臭が鼻をよこぎる。玄関への道の横に岩組みの池がある。いや、池と思ったのはなんと露天風呂だった。それも混浴露天。開放的過ぎの丸見えの露天風呂だ。よしずで囲ってはあるが、気休め。(笑)以前はそれもなかったようだ。驚きだ。ご主人と思われる人が新しいお湯に取り替える作業をしていた。
「展望風呂」なる内湯も、大きな窓ガラスでここも開放感あり過ぎ。自然豊かな山々の前に、ドーンと白い校舎が存在を主張している。どうやら、“展望”されているのは入浴者のほうかも…。(笑)硫酸塩泉。こちらのお湯も、新しく張り替えたばかりできれいな無色透明だ。青く見えるのは湯舟の底の色のようである。適温でほのかに硫黄臭がし、身体の芯から温まる。湯舟は大小と二つ。小さいほうは一人用で枕木もあり、心憎い演出だ。
内湯の浴後、女将さんの「露天にも入ったら…?」という励まし(?)の言葉に勇気をもらって、あの露天にもトライした。こちらも適温。無色のピュアなお湯は、内湯より硫黄の香りが強く濃いように感じた。湯舟に浸かってしまえばこっちのもの。入浴者は完全に私一人。天気も晴天、贅沢に貸切の湯浴みとなった。
秘境秋山郷。旅館の外の人を見たのは、ご主人と校庭の草刈をしていた二人のみ…。3人が参考にしています