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6月13日に訪れた。木造のいい雰囲気をかもし出す湯殿。湯船はアツ湯とぬる湯に分けられている。ぬる湯といっても、42度よりも熱い。したがってアツ湯のほうは推して知るべし。観光で訪れた年配のお年寄りが、とても入れない、とこぼすのを見て「水でうめてここに入るといいですよ」と助け舟を出したら、アツ湯に悠然と入っていたお年より(多分地元の人)が「こっちさ来い。野沢の人間はそんな水っぽい温泉には入らないんだ。水でうめてそのままにする不届きなやつがいるので困る」と大きな声で叫ばれてしまった。
地元の人は子供のころから熱い温泉に入っているので、平気なのかもしれないが、よそ者はとても入れない。せめて入れるほどの加水は許してほしい。
ここは脱衣場と湯殿が一体になっている。それだけにやや窮屈に感じるが、温泉場の風情は最高。しかも、飲泉ができるのもいい。野沢温泉の象徴的な建物だけに、大事に使わせていただくのが礼儀だ、と思った。11人が参考にしています