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正確には温泉ではなく、白湯を利用したスーパー銭湯といった具合。かつては「ゆ~トピア」という名前で営業していたようで、道路(県道62号線)からは「ゆ~トピア」の看板のみを見ることができる。パチンコ屋を中心としたアミューズメント施設の中にあり、一見したところでは存在に気付きにくい。
さて、受付を済ませて脱衣所へ。受付の応対は可もなく不可もなく当たり障りない。脱衣所は清掃が行き届いてなく、またロッカー等の施設も古い。鍵が硬いロッカーや扉の建て付けが悪いロッカーもある。
服を脱いで浴場へ入る。そのとたん、かなりの消毒臭に頭がクラクラする。大浴槽・入浴剤入りの替り湯(当日はラベンダー)、ジェット湯、サウナ、水風呂がある。洗い場は多めであるが、石鹸・シャンプーは購入するか予め持参する必要あり。また、シャワーがなかなか止まらない。一回押すと頭を2・3回すすげそう。
露天には寝湯、うたせ湯があるが、こちらの湯にも消毒の臭いがする。
施設の成り立ちは分からないが、初期のスーパー銭湯といったいでたちであり、設備面でも湯の面でも古さは否めない。自前で泉源を確保しているスーパー銭湯もある中ではPRできるポイントに欠ける。もちろん温泉を掘るとなったら一朝一夕には行かないわけで、無理難題もあるが、白湯であっても、せめて消毒の工夫や施設のメンテなどで快適さを追求することはできないかと思った。他の温泉では風呂を上がる前にカランにて髪と体を洗ってから、締めに浴槽にドップリと浸かり、体を拭くときはしぼったタオルで軽くトントンと叩きつつ温泉成分を皮膚から逃さぬように乾かし服を着るのだが、ここでは最後に石鹸で体を洗って出てきた。寂しさを感じる。料金が安めなのは嬉しいけれども。0人が参考にしています