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投稿日:2004年11月11日
マニアにはたまらない魅力 (鍬渓温泉きすみのの郷(くわたにおんせん))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
44.0点
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地元の老人会が運営する素朴な共同湯。温泉初心者は避けた方が無難だろう。良い景色で広々とした露天風呂、美味しい料理などをセットで温泉を理解している向きにはショックが大き過ぎる。能勢の山空海温泉と拮抗する一種の秘湯だ。
竹板で囲っただけの素朴極まりない浴室内にはロッカーも何もなく、脱衣籠のみ、貴重品は車に置いて入浴した。横にプレハブがあり、そこでお金(500円)を支払って入浴することになる。プレハブ内には食事・休息を兼ねた年配者がわんさか、少々仲間に入り辛い雰囲気、地元民にはやすらぎの場なのだろう。
さて、浴室内は木の浴槽が一つ設置されてあるのみ、横には臼形の石があり、そこからかなり熱い湯が蛇口をひねると注がれるシステム、ホースも付属しており、ここからは冷水が注がれ、両者を混ぜて適温に調節することになる。
横には大きな布袋様も、これがこの温泉の名物かもしれない。
湯は含鉄塩化物冷鉱泉で、かなり強い塩味と鉄味、匂いは金気臭が強く源泉はかなり濃度が高いとみた。黄褐色の湯はいかにも効きそうで、冬場は身体が温まることだろう。
カランは二箇所あり、シャンプー、ボディシャンプーも付属、ただ、小奇麗なものを期待してはいけない。椅子も洗面器もかなり古い。浴室内、脱衣場も清潔とは言い難い。ここは良質の湯を堪能する場所であり、余計なものは一切無い。私のようなすこぶるマニアックな人間は満足だが、スーパー銭湯にばかり入浴している向きには驚きでしかないだろう。
入浴後にはプレハブで休息が可能、食事は鍬渓定食が150円、150円という価格、どんなものが出るか、私は恐ろしくて経験しなかったが、怖いもの見たさで一度食べてみたい。0人が参考にしています
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