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ゴールデンウイークにダンナと行ってきました。素泊まりで1泊。
到着が夜の9時過ぎになってしまいました。
部屋を案内してくれた女将さんが、お風呂は夜の10時で消灯するので入れません、と。
えー!もうちょっとで終わっちゃうの?思わず聞き返すとやや機嫌を損ねたようで、
ええ今そう申し上げました、と冷たく言われてしまいました。
でも朝は日が昇れば入れます、とのこと。内湯でも窓の明かりで入れるということ?
ここのお風呂は全部で4ヶ所あり、混浴の大岩風呂は内湯、その隣に小さい女湯、
そして建物の屋上に造った男女別の露天風呂です。
露天風呂はもうすでに終わっているようなので、とりあえず大岩風呂へ。
ちなみにここの旅館はフロントが3階、階段を下って客室に行きます。
大岩風呂は1階で、男女の脱衣所は浴室をはさんで反対方向になります。
大岩風呂はたしかに巨大な岩がどっかり湯船の真ん中にあり、男女を区切っています。
湯船は大きな岩が迫っています。このあたりはこうした巨岩がいっぱいあるようです。
お湯はすばらしいです。透明で、鉄さび臭と硫黄臭、なんとも複雑な匂いです。
浴感はどちらかというとツルツル。あまりヌメリ感はありません。
打たせ湯状態で落ちて来るお湯はけっこう熱く感じましたが、湯船が大きいので適温です。
この日はダンナとふたりで貸切状態だったので混浴の不便さは感じませんでしたが、
洗い場は湯船から丸見えです。また脱衣所からの出入り口も男湯側から丸見えです。
岩に隠れてしまうまではちょっと注意が必要みたいです。夜8時~9時は女性専用。
脱衣所からは女性浴室にも行けます。でもただでさえ狭いのに、ここにも巨岩が
幅を利かせているので圧迫感があり過ぎです。体を洗うだけならいいかも。
朝になってまた大岩風呂に入ってみましたが、たしかに天井は温室のようになっていて
日が差し込んで明るい。巨岩も夜ほど圧迫感はなかったです。
そしてきのう入れなかった露天風呂へ。
フロント前のロビーの片隅のドアから外階段を上っていきます。
ビルの屋上に無理やり造った露天風呂ってどうなの?とあまり期待してませんでしたが、
男女別の板塀の中に、大きな丸い木造りの湯船。男湯は四角い桧風呂のようでした。
なによりすごい開放感です。そして目の前には大糸線の線路が横切ります。
右手から走ってくる電車が鉄橋を渡り、平岩駅に到着するまでを眺められます。
周囲の鄙びた景色も最高で、遅咲きの八重桜が点在する山里の風景に癒されます。
お湯も素晴しく、昭和レトロなロビーや独特のお風呂もとてもよかったです。
ただ、あれほど贅沢にかけ流されてるお風呂に夜10時までしか入れないのは残念。5人が参考にしています