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銀座の銭湯です。8丁目の資生堂の裏の道あります。HPによると、昭和31年までは木造の建物だったのが、32年に現在のビルに建て直し。たぶんビル内にある銭湯としては先駆けなのではないでしょうか。さすが銀座です。入口は写真のとおり味気ないものですが、中は古めかしさが残っています。下足札は木製。番台はおばあさんが座ってます。吹き抜けになっている木製の高い天井に天井扇。あまり広くはない脱衣所ですが、鍵付きで大きめのロッカーがあります。
夜11時までの営業なのに、入ったのが10時半ごろ。急いで体を洗い、あつい湯、ぬるい湯とあるうちの、ぬるい方に入りました。でもじゅうぶん熱いです。座湯のジェットバスになっています。注意書きが貼ってあります。ここのお客さんは熱いお湯が好きですが、ぬるい湯が好きな人もいるので、こちらの方は水で埋めてもいいです。でもいったんぬるくしすぎちゃうと熱くするのは大変なので最小限にとどめてください、みたいなことが書いてあります。確かに先客は若い女性が3人ほどいましたが、みなさん熱い湯の方に入ってました。江戸っ子は熱い湯が好きというけど、こうやって伝統が受け継がれるんですねえ。体に良くないんだから、いいかげんヤセ我慢はやめればいいのに。
ペンキ絵はありませんが壁のタイルに錦鯉、四季の花と鳥が描かれています。桶が同じ黄色なのにおなじみの「ケロリン」ではなく、「モモテツ」(ハドソン)。初めて見ました。ドライヤーは1回20円。髪を乾かしていると最後の客になってしまい、まだ10分前なのに照明も落とされちゃいました。
この場所で入れるお風呂はいまや貴重です。なるべく長く続いてくれることを願っています。7人が参考にしています