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バス道から車一台がやっと通れるほどの道を辿り、河原近くまで下り、橋を渡ったところにあります。外見は民家と変わりません。看板が出ているのでやっとそれとわかるほどです。
建物の中も普通の民家です。玄関で声を掛けると、女将さんらしき方が出てこられ、「他にお客さんがいないから貸し切りでどうぞ。」とのこと。お風呂は石造りと木造りの風呂があり、男女入れ替え制になっているようですが、お言葉に甘えて石のお風呂の方を貸し切りで使わせていただきました。ちょっと得したような気分でした。
浴場は6,7人も入れば窮屈な長方形の湯舟が一つあるきりのいたって簡素なものです。窓の外は駐車場になっている原っぱなので、窓を開けて景色を楽しむというわけには行きません。その点でもやや大きめの家庭のお風呂という感じです。
ただ、お湯は違います。やや黄色か褐色がかった透明の湯で、微かな金気臭がしました。この日は寒波の影響で山の上では雪が降るほど冷え込んでいましたが、浴後は体がぽかぽかして、長く冷めませんでした。ひぽぽさんのおっしゃるとおり穴場の温泉だと思います。幹線の国道からは少し入りますが、立ち寄る値打ちはあると思います。
乗政一乃湯入湯日:2007.11.121人が参考にしています