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4月6日、約6ヶ月ぶりに訪れた。アプローチはすごい雪。細い一筋の道が作られているが、踏み外したが最後、谷底へ転落。あるのは大怪我か死のみ。
一歩一歩慎重に歩いた。雪の積もる中に先客が上段の湯船に3人。さすが人口に膾炙しているだけのことはある。そう思いながら、下段の湯に入ることに。
この時、気温は2度。すばやく服を脱ぎ、湯船に足を入れた。そのとたん、飛び上がった。強烈な熱さ。一体どうしたのだ。昨年訪れたときは、上段の湯が熱く、下段の湯は適温だったはず。
「あち、ち…」。私の声に、上段の湯船から声が。「誰かがいたずらしたらしく、そっちは入れないよ。こちらは大丈夫」。入ってみると、確かに入れる。43度ぐらいの泉温だったが、気持ちいい湯浴みが楽しめた。
問題はそのあと。午後2時、どやどやと多くの人が降りてきた。そひて、下段お湯に手を差し入れ、「こりゃ、ダメだ。熱すぎる」。そういって、置かれたスコップで積もった雪をすくっては湯船に放り込みはじめた。恐らく地元の人だったのだろう。なるほどと納得したものだ。この光景がすごく印象に残り、思い出深い一浴となった。2人が参考にしています