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何でこんなに凍えるのだろう。脱衣所からして風が通る。2階の大露天風呂は樹齢800年の檜をくり抜いた湯船である。内湯よりは泉質が良い白濁した硫黄泉だが、ぬるい。風の通り道にあたるのか、5月も下旬になるというのに強風が吹きすさんでいる。震えながら1階の大浴場に飛び込んだ。
1階の大浴場は改装済みで新型カランも4コある。74度の単純泉で湯ノ花もあるが、大型の換気扇がぶんぶんと外の冷気を引き込んでいて落ち着かない。
バスツアーで泊まった。バスは野地温泉ホテルの駐車場までで、旅館のマイクロバスに乗り換えた。「相模屋」、「鷲倉高原旅館」の前を通り過ぎて、谷側の路肩が崩れかかった、車一台やっと通れる山道を15分走って到着。すぐ隣に「吉倉屋」がある。
部屋にはウォームレットがあった。洗面化粧台はお湯が出ない。洗面化粧台の照明がつかないので、コードをたぐってみたらコンセントが無かった。そうだ秘湯だった。
夕食は宴会場で一度出し。冷えた天ぷらも食べる。食事にありつけるだけで充分だ。何しろ秘湯だ。
朝は寒くて目が覚める。急いで石油ファンヒーターをつけた。室内に干したタオルも全然乾いていなかった。
朝食後に特別にコーヒーサービスがあった。カップホルダーに挿すディスポのリフィルが洗われて再利用されていた。
秘湯を満喫して鷲倉高原旅館に向かった。4人が参考にしています