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- 旅館ニュー扇屋の口コミ 母孝行にぴったり
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普段は秘湯好きであり、にごり湯、硫黄泉の奥日光や山梨の奈良田温泉、草津フリークの私だが、福島の実家の70代の母を正月に近くの温泉に連れて行くことになった。
私個人としては高湯温泉も魅力的だったが、母の持病や膝痛、体力のなさを考えてこじんまりとしてリーズナブルな宿、そして泉質、食事の質、部屋の清潔さを考慮して選んだところ大正解。
和室で部屋食なので母のために膝痛防止用の椅子を用意していただき、チェックインの時点で母が疲れていた場合を想定して布団も一人分敷いておいていただいた。快くやっていただけた。
用意していただいた階にも貸切のお風呂が2箇所あり、エレベーターで5階に行けばまた貸切できるお風呂が3種もありで、結局母も足が悪いのに3箇所の貸切風呂を疲れることなく堪能。私は大浴場も含めて4箇所堪能。一泊なのに母は股関節、膝関節の動きが良くなったらしい。
部屋はリニューアルして間もないようで大変綺麗で気が利いていた。窓からの見晴らしは他の旅館さんくらいだが、そんなことは気にならない。お湯が一番の目的だ。掃除も行き届いており、洗面台、トイレ(ふたがオートで開閉するシャワートイレ)とも最新のタイプでおしゃれ。空の冷蔵庫が嬉しい。また、自販機までの距離の無さも嬉しい限り。
食事は私どものような女性客には食べきれない量。母は田舎者なのでやはりお刺身、てんぷら、伊勢えびのグリル、手の込んだ練り物などを出していただけると嬉しいようだ。残念ながらお寿司やすき焼きはそっくり残してしまい、「もったいないので宿の方々で何とかしてください」ということに。地元福島の客はやはりこんなお料理のもてなし方が嬉しいのだと思う。
さて、一番重要な温泉。自家源泉だから熱いので、自分で加水させてもらい好みの温度にできるのが嬉しい。草津にもそんな宿があったっけ。今回は母の好みにぬるめにしてあげた。私は熱めが好きだけど。それでも、首、肩、足腰に混合泉が染み渡って2008年から引きずったと思われる邪気が取り払われ、身も心も洗われる様であった。
ちなみに母は温泉に恵まれた福島に住んでいながら温泉なんて疲れるだけで大嫌いなどと言う人だった。何とかその気にさせて連れてきたのだが、「期待していかなかった事もあるにはあるけど、このニュー扇屋さんは自分みたいな年寄りにもピッタリでまた行きたい」と言って親戚やら知人に自慢話をしていた。3人が参考にしています