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以前国民宿舎だった施設を、某明太子メーカーさんが宿泊施設として2004年に再オープンさせたお宿です。お昼と夜のブッフェが安い割においしいと大評判で、駐車場の空きを探すのが大変なほど。土日祝は勿論のこと、平日も同じぐらい大盛況(常連のおばちゃんによるとブッフェの内容が土日祝よりいいらしい)とのことです。
順番待ちの長い列が出来るブッフェに比べると、お風呂の利用者は少なく、ロッカー(鍵付き)の数、洗い場の数とも充実していることもあり、ゆったりと利用出来ました。
お湯は温泉ではなく、地元ではおいしいと評判の湧き水を沸かしたもの。残念ながら循環のようで、浴室が狭いこともあり、塩素臭が気になりました。
お湯は無色透明で、含まれているミネラル分のせいで湯面に泡立ちが見られることもあります。ほとんど白湯と変わらない印象ですが、肌当たりが幾分柔らかい感じです。あと、やさしい温もり効果もあり、利用したのは正午過ぎでしたが、就寝時にも体はポカポカしていました。
一方、文句なしに良かったのが眺望。全面ガラス張りの窓に沿ってメイン浴槽があるので、眼下に福岡市街(といっても水田・畑地帯)が広がり、内湯ながらとても開放感があります。狭いながら屋根付きの露天風呂もあって、山の上のきれいな空気を吸いながらのんびりとお湯に浸かることも出来ます。露天風呂になると塩素臭もかなり薄らぐこともあり、この手の施設にしては快適度が高く、長時間楽しませて頂きました。掛かり湯は掛け流しのようで塩素臭がしないので、たっぷり浴びて帰りました。
残念だったのが、内湯で音の反響が凄いこと。2人までならいいのですが、3人グループが入ってくると文字通り「姦しい」です。また、温泉目的ではなく、「食事ついで」の利用者が多いせいか、公衆浴場のマナーをあまりご存じない方も多いようです。
関西以西限定の雑誌「温泉博士」で時々温泉手形(1人無料入浴可能)が掲載されているようです。7人が参考にしています