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平日の夕刻の訪問。そこそこ混雑しており、送迎バスなどは満席に近い状態であった。もともと料亭であったところを改築して温泉施設として運営したとのことで、エントランスからなかなかの雰囲気。特に露天の大きな庭園は見ごたえあり。城陽市の一休と同様か。
さて、浴室であるが内湯はアイテムバス豊富なスーパー銭湯のようである。奥の大きな浴槽に温泉を用いている。露天は下に岩風呂、上に檜風呂が配置され、横の方に足湯蒸し風呂なるスチームサウナもある。あと、打たせ湯もあったか。露天の岩風呂と檜風呂には温泉が投入されており、主にこちらを利用した。檜風呂は高温、岩風呂は中温に調節されていたように思う。
泉質はナトリウム-塩化物泉。要するに食塩泉である。療養泉に指定されたとあるが、有難味のほどは如何?舐めてみるとほのかに塩気を感じる。他に金気臭と塩素臭が混ざったような臭いを感じた。湯の使い方に関しては、浴室内および脱衣所まわりに詳細な表示を見つける事ができず、詳細不明である。フロントの奥まったところに掲示されていたが、近視の私には見えず。湯に入りつつ、「この湯の素性は・・・」と確認するのが温泉めぐりの楽しみであるところなので、ここはやはり脱衣所か浴室内に掲示を求めたいところである。推測するに浴槽の湯はいずれも専用の回収口に溢れ出る仕組みになっているので、循環・それゆえの消毒と加温はなされているのではないか。
総合的にはまずまずの施設であると認識している。湯に中途半端感があったのと、分析表が確認できなかった憾みがあるが、露天の庭、従業員の気持ちよい接客姿勢(これは日帰り温泉の中ではぴか一のものであった)など素晴らしい点もある。大きめの施設ゆえ多少の混雑は吸収できると思うが、繁忙期の混み具合は分からない。そのあたりを確認して訪問されるといいと思う。4人が参考にしています