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土岐川の川岸に建つ一軒宿。宿の建物は巨大な一枚岩の上に建てられているそうで、土台が岩に沿って曲線を描いているのがわかります。また中の構造もやや複雑になっています。
お風呂は崖の上にあります。露天風呂は川にせり出した岩に寄り添うように造られていて、真下に土岐川を見下ろすことができます。崖下にパイプが見え、その先端の周囲が白く濁って見えていたので、排湯しているところかと思いましたが、後で宿の方に尋ねるとそこが泉源だそうです。
露天風呂は加熱した源泉が注がれていて、コックと捻ると新しいお湯が出てきます。試しに捻ってみると、新鮮なお湯とともに、あたりに強い硫黄のにおいが広がり、極上の温泉を味わっている気分になりました。内湯は非加熱なので、温冷交互浴が楽しめますが、冬場は少しつらいかもしれません。
風呂は一つしかなく、客ごとに貸し切りで利用となりますので、先客があると待たねばなりません。事前に電話で確認してから訪ねられるのがよいと思います。
新白狐温泉入湯日:2007.11.110人が参考にしています