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長かったゴールデンウィークも終わって、観光地も空いているだろうと思い、ここ山の湯を訪ねた。地元の方の利用も多いとの口コミだったので、第一次ラッシュが終わるころと午前9時ころに入館した。予想通り浴室には誰もいなかった。湯舟はやや浅めの6人サイズで、無色透明のお湯がオーバーフローしている。湯温は42度弱というところだ。単純硫黄泉とのことだが、硫化水素臭を明確には感知することができない。むしろ硫酸塩泉系の甘い匂いが感じられる。
湯舟の縁に後頭部を乗せ、「たった一人の春」と恍惚となっていたら、10分も経たない間に5人の後続があった。あわててカランを確保して体を洗ったのだが、最初43度くらいだったカランのお湯は、序々に温度が上がり最後は47度くらいになってしまった。やはり、シャワーが無いというのは使い勝手が悪い。
体を洗い終わって湯舟に戻ると、湯舟のお湯も42度強に上がっていた。カランのお湯の温度が上がると、湯舟に投入される源泉の温度も上がるのだろうか。
後続の5人は地元の方のようだった。体を洗うと湯舟でのんびりすることもなく、すぐに上がっていった。そしてまた一人になったのだが、湯舟の中で恍惚となるには、もう湯温が高過ぎた。38人が参考にしています