長湯温泉の川沿いにある全方向丸見え露天風呂に挑戦!
[大分県] ガニ湯
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
神奈川県在住の温泉ソムリエブロガー。
2歳の女の子ママとして、子連れ温泉旅行を楽しんでいます♪
温泉ソムリエ同期に長湯温泉に泊まることを話したとき、「ガニ湯に入っておいでよ!」とすすめられたガニ湯。
斧川の川岸にポツンとある、全方向丸見えの露天風呂です。今は人工の岩風呂ですが、昔は自然の軽石の中から炭酸泉が湧出していたそうです。
長湯温泉のチャレンジ露天風呂
ガニ湯は宿泊した大丸旅館からラムネ温泉館に行く途中にあり、宿の方からは「冬はやめたほうがいいですよ」とのこと…。
でも、せっかく来たので手ぐらいつけてみようかと、念のために宿で水着に着替え(←入る気まんまん)、浴衣と羽織で行ってみました。
橋の下の脱衣所
土手の急な階段を下りると、橋の下に脱衣所が設置されています。ガニ湯の由来(アワを吹く甲羅のような軽石の姿からかに湯伝説が生まれたらしい)と分析書も掲示されています。
橋の下とはいえ、周囲からは丸見え。いちおう折りたたみ式の足場と目隠しがあるようですが、たぶん効果なしかと…。
ガニ湯を制覇!
手を入れてみたら温かかったので、かけ湯をしてガニ湯に入ってみました!水着・タオル巻きOKなので、透明なお湯の混浴より難易度は低めです。
温度は測り忘れましたが、たぶん38℃近くはあったように思います。お湯の中はじんわり温かいですが、肩から上の冷気にさらされている部分は寒いです。
金曜日の夕方だったので通行人はいなかったように思いますが、川沿いの旅館からは見えていたかもしれません。
成分たっぷりの温泉です
ガニ湯のお湯は薄緑色で匂いはなし、遊離炭酸953.2mgあるものの現在はパイプでの引き湯のために炭酸が抜けてしまっていて泡付きはありません。
源泉がパイプでゴボッゴボッと注がれていますが、藻がすごくて口に含む勇気は出ず…。湯船は週2回清掃しているそうですが、藻が浮かんでいて底にはぬめりもあります。
10分ほどつかっていましたがなかなか温まらないので、あきらめてラムネ温泉館に向かいました。
ガニ湯はお湯を楽しむというよりも、「ガニ湯に入った!」という武勇伝として経験値を積める温泉かも?普通の温泉好きに言っても「は?」と言われると思うので、秘湯マニアを見つけて話のネタにしてください。
■ 源泉:ガニ湯
■ 泉質:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(低張性・中性・温泉)
■ 泉温:37.8℃(気温-℃)
■ 湧出:(自然湧出)
■ 濃度:pH6.5
■ 総計:5.837g/kg(メタケイ酸221.4mg、遊離炭酸953.2mg)
■ 形態:加水× 加温× 循環× 消毒×