知床の山の中の野天風呂「岩尾別温泉」の三段の湯&滝見の湯
[北海道] 岩尾別温泉露天風呂
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
神奈川県在住の温泉ソムリエブロガー。
ゴルフ・スノボ・ダイビング・レーシングカートの趣味を経て、現在は温泉に夢中な自由人。楽してきれいになるズボラ温泉美容道を探求中!
7月の海の日連休に、北海道の道東に旅行に行ってきました。
初日は女満別空港から網走を観光して知床のウトロに宿泊、翌日は知床をクルーズで観光し、野湯に入りながら羅臼、宿泊は川湯温泉。
最終日は摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を観光し、釧路湿原を展望台から眺めて釧路空港から帰る2泊3日のプランです。
「ホテル地の涯」の敷地内にある野湯
しれとこ国立公園の岩尾別温泉は、「ホテル地の涯」の敷地内にあります。
細い山道を運転していくとホテル付近には路上駐車の列で混雑ぶりに驚きましたが、どうやらそれは登山客の車のようです。
野天風呂は無料ですがいちおうホテルの方に断りを入れ、車もホテルの駐車場に停めていいと了承をいただきました。
駐車場脇の小道から3分ほど歩きます。
ヒグマ活動期は本当にクマが出る場所なので(私が行った10日後に観光客レンタカーをクマがゆさぶる事件が!)、クマ除けの鈴や大声を出しながらがいいそうです。
岩尾別温泉「三段の湯」
最初に現れるのが「三段の湯」。
なだらかな山の斜面に3つの湯だまりがあり、それらが自然の浴槽になっています。
(冬はお湯を抜くために入浴できません)
脱衣所はなく混浴で、水着や湯浴み着はOK。
私が行ったときは、外国人の登山客グループが水着で入っていました。
透明度の高い純食塩泉
湯音は40℃前後で、ほんのり温まる温度。
最下段よりも真ん中の浴槽の方が温かいです。
透明度の高い純食塩泉は、リウマチや神経痛に効果があり、美容にも最適。
ヌルスベのなめらかな肌触りで、お湯をなめるとしょっぱかったです。
登山客が三段の湯の横の小道をときどき通るのと、蚊がすごいのであまりゆっくりはできませんが、知床の山の中で森林浴を楽しみながら温泉に入れる雰囲気は格別!
混浴野天に抵抗がある人は、ホテル内にも露天風呂があるので日帰り利用(800円)するといいと思います。
岩尾別温泉「滝見の湯」
三段の湯から50mほどさらに歩くと、こじんまりとした「滝見の湯」があります。
こちらは外国人の家族連れが入っていたので入れませんでしたが、2~3人が定員のよう。
目の前に落差約5mの滝があるので、川水を汲んで温度調整しながら入浴するとHPには書いてありますが、私が行ったときはホースが出ていました。
ちなみに、少し進むと滝はありますが、小川を越えなければいけないので装備がなくて断念。
滝見の湯は冬季も入れますが、管理はしていないので自己責任とのことでした。