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大分自動車道の筑後小郡ICから、車で約15分。河童伝説や果物の里として知られ、自然豊かな久留米市田主丸町にある小さな温泉地「片の瀬温泉」。後方に耳納連山、眼の前には九州一の大河筑後川が悠々と流れる土手沿いに佇む、客室数わずか9室という鉄筋4階建ての温泉旅館。かつて観光ホテル「小林荘」という名前でしたが一時閉館し、2017年9月にリニューアルオープンしています。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料600円は、玄関を入って正面奥のフロントで。玄関からすぐの階段を下りた1階に、男女別の大浴場があります。男湯は右側。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製です。
右側に5人サイズのタイル張り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(源泉名: 片の瀬温泉 片の瀬の湯)がかけ流しにされています。泉温34.1℃を、加温して41℃位で供給。PH7.8ながら、肌がスベスベする浴感です。加水なし、循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、モール臭がして少甘味がします。
奥に露天風呂がありそうな雰囲気ですが、内湯のみの造り。窓の外に広がる石庭を眺めつつ、肌触りの良い琥珀色の片の瀬温泉を満喫。しばらく貸切状態で、まったりできたのも良かったです。
脱衣場に詳しい分析書が無かったので尋ねてみると、忙しいそうな中わざわざコピーをとってくれました。ただし、平成17年のものだったので、そのうち更新かも知れません。一度泊まって、自慢の川魚料理や博多水炊きも味わってみたい宿です。
主な成分: ナトリウムイオン301mg、マグネシウムイオン11.6mg、カルシウムイオン14.0mg、鉄(II)イオン0.9mg、マンガンイオン0.1mg、フッ素イオン0.7mg、塩素イオン220.1mg、硫酸イオン0.1mg、炭酸水素イオン567.5mg、メタケイ酸54.8mg、メタホウ酸22.8mg、遊離二酸化炭素9mg、成分総計1207.1mg24人が参考にしています