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投稿日:2019年10月22日
大岩をくぐるアプローチ (箱根温泉 鶴井の宿 紫雲荘)
きくりんさん [入浴日: 2019年3月14日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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箱根駅伝の選手たちが駆け抜ける国道1号線沿いに佇む、平成元年(1989年)に開業した塔之沢温泉の和風旅館。およそ四千坪の敷地を持つ、大倉喜八郎男爵の元別邸跡地に建てられたことから、別称「鶴井の宿」とも呼ばれるのだとか。平日の午後、日帰り入浴してみました。
まず驚いたのは、玄関の前の大岩。鉄筋5階建ての宿の3階にまで達する程の大きさで、かつて塔之沢の名所と言われた「勝驪山(しょうりざん)」というのだそう。その岩をどかすことなく大胆にもくり抜いて、中を通り抜けると玄関があるというアプローチです。
入浴料2000円は、左奥の受付で。日帰り入浴は予約制なので、事前に要連絡です。玄関から右手すぐに、男女別の大浴場があります。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側手前と奥に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはアロマ系です。
窓際に10人サイズのタイル張り石枠半円形内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 塔之沢温泉 台帳番号 湯本 第52号) が満ちています。泉温54.2℃を、加水なし、加温ありで41℃位で供給。PH7.6で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、微塩素臭はしますが円やかな味。
続いて、外の露天風呂へ。17人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃弱位。小さな滝と早川のせせらぎを間近に眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
宿の裏手にある吊り橋「鶴翁橋」を渡ってみると、対岸に宿泊者専用露天風呂もあり。一度年始に泊まって、旬の食材に拘った会席料理も味わいつつ、翌朝の箱根駅伝も応援してみたいところです。
帰り際に、「やっぱり箱根駅伝の時は、予約が取りづらいですか?」と宿の方に尋ねると、「そうですね。泊まった多くのお客様が、その時に来年の予約もされていかれるので。」とのことでした。
主な成分: リチウムイオン0.015mg、ナトリウムイオン188mg、マグネシウムイオン0.02mg、カルシウムイオン31.8mg、ストロンチウムイオン0.017mg、アルミニウムイオン0.014mg、フッ素イオン0.42mg、塩素イオン192mg、硫酸イオン174mg、炭酸水素イオン1.22mg、炭酸イオン16.9mg、メタケイ酸58.0mg、メタホウ酸10.8mg、成分総計677mg
※なお平成20年の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。17人が参考にしています
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