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関越自動車道の塩沢石打ICから、車で約6分。明治時代から湯治場として親しまれる上野鉱泉の宿の中では最も手前に佇む、少し鄙びた雰囲気を醸し出す木造二階建ての鉱泉旅館。国道353号線沿いにあり、これまで何度も前を通っていたので、平日の午後寄ってみました。
入浴料500円は、玄関から奥右側の受付で女将さんへ。そのまま奥へ進んで、突き当たりを左折。また突き当たった左右に、男女別の浴室があります。男湯は右側で、貸しタオル小が置かれていて嬉しいです。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、家庭用のものです。
左側に3人サイズの石造り内湯があり、無色透明の温泉法第二条規定泉(源泉名: 上野鉱泉 新泉1号井)が満ちています。フッ素イオン、メタホウ酸の項で該当。泉温17.1℃を加温して、41℃位で供給。PH9.6で、肌がスベスベする浴感です。使用状況表示はありませんが、循環・消毒もありでしょうか。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。窓を開けると池と森、遠くに山を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
ふと気付くと、女湯との境に冷たい水が注がれる小さな枡があります。源泉かと思いましたが、こちらも無味無臭でした。
リーズナブルで家庭的な宿のようなので、登山やスキー後の日帰り入浴や宿泊に良さそうですね。
主な成分: ナトリウムイオン104.9mg、カルシウムイオン2.6mg、バリウムイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン0.4mg、フッ化物イオン5.6mg、塩化物イオン113.4mg、臭化物イオン0.4mg、炭酸水素イオン44.0mg、炭酸イオン13.3mg、メタホウ酸イオン6.9mg、メタケイ酸24.6mg、成分総計316.8mg17人が参考にしています