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歴史と文学の街、松山の道後温泉。その子規記念博物館の東隣、湯築古城の堀割に佇む宿です。平日に、一泊二食付で利用して来ました。俳人河東碧梧桐が愛した、宿でもあります。黄土色の土塀で囲まれた建物は、オーベルジュ内子などを手掛けた建築家、武智和臣氏により和モダンな空間にリニューアル。館内は、全館畳敷きです。
この日は、玄関から一番奥に進んだ突き当たりの、茶室風の部屋「同風庵」に宿泊。3畳次の間付の8畳の和室で、つくばいやお茶を点てる為の茶道具もあります。夕食は、食事処「湯月」で会席料理。お品書きはありませんが、一品づつ仲居さんが説明してくれます。マスカットの白和えに始まり、秋の彩と味覚を楽しめる品々。浜地鶏のつくね汁も珍しい。お造り、蒸し物、天ぷらと続き、〆に頂く郷土料理の芋炊きと鯛飯まで、美味しかったです。
一休みして、外湯「杜の湯」へ。中庭の脇小路を抜けてたどり着く、別棟の湯小屋です。落ち着いた感じの脱衣場。洗い場には、シャワー付カランが2人分。ガラス戸を開けると、竹垣の壁と六角形の木の屋根で覆われた、8人サイズの岩風呂。無色透明のアルカリ性単純温泉[源泉名:道後温泉第5分湯場(第6,8,9,11,25,26,28号源泉)]が満ちています。源泉46.8℃を、加水して41℃位に調整。PH9.1で、肌がややスベスベする浴感です。循環濾過ありながら、塩素臭はしません。石組みの湯口から流れる湯の音だけが響き、静かな夜が更けていきました。
翌朝は、内湯「花藻の湯」へ。洗い場には、シャワー付カランが3人分。4人サイズの御影石造り檜枠浴槽で、湯温は41℃位。ガラス窓から坪庭を眺め、まったりできました。
朝食は、昨日と同じ食事処で。じゃこ天、カマスの干物など、体に優しいメニュー。いりこ出汁ではなく、赤出汁の味噌汁も美味しかったです。客室わずか8室の美しい小宿ですが、静かにゆっくり過ごしたい時にオススメです。
主な成分: ナトリウムイオン81.0mg、塩素イオン34.2mg、硫酸イオン13.4mg、炭酸水素イオン74.5mg、炭酸イオン6.9mg、メタケイ酸54.4mg、成分総計0.2888g11人が参考にしています