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大分自動車道の臼杵IC.より車で約20分。江戸時代に白鷺が傷を治していたことから発見されたという、鷺来ヶ迫温泉の一軒宿。祝日の午前中、日帰り入浴してみました。11~17時に、本館右横の日帰り入浴専用入口がオープン。入浴料500円を払い、左手の階段を下りて、左側すぐのところに男女別浴室があります。でも、その前にある混浴風呂「鷺湯」があまりに衝撃的!!壁に湯の花で残された無数の手形があり、温泉成分の濃さを物語っています。手を入れてみたら冷たかったので、後ろ髪を引かれる思いで、簡素な脱衣棚のある狭めの脱衣場へ。浴室には、内湯が3つ並んでいます。まずは、左の4人サイズのポリ製木枠浴槽。黄土色に濁った含炭酸-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉[源泉名:鷺来ヶ迫温泉(白鷺湯)]が満ちています。源泉22.0℃を、湯温40℃位に加温。PH6.0ながら、滑らかな浴感。窓を開けると、薪の焼ける匂いがして癒されます。真ん中の浴槽は、3人サイズの石造り浴槽。湯温は、44℃位の熱めです。一番右には、1人サイズの石造り浴槽があり、こちらは源泉浴槽。湯温は、やはり22~23℃位でしょうか?かなり深くて、1m位はありそうです。口に含むと鉄臭がして、気の抜けた炭酸味。カルシウム分のまろやかさもありました。赤茶色の湯の花が、底に泥のように沈殿。こちらと加温浴槽で、交互浴が楽しめます。循環なしでかけ流し、自然湧出の自家源泉を貸切状態で、のんびり満喫できました。こちらの温泉は、「胃腸の湯」として飲泉でも効能があるとのこと。飲泉できるところは、2ヶ所あります。まずは、手形の「鷺湯」の隣にある、白鷺源泉飲泉場。柄杓ですくって飲んでみると、内湯の湯口より炭酸が濃く、シュワッとしました。もう1ヶ所は、屋外の薬師如来や明神の石像がある社の飲泉場。こちらは、鉄味と酸味が強かったです。日帰りではなく、飲泉・入浴で数日湯治すれば、めっちゃ効果が出そう。大分に来たら、この歴史ある名湯を、是非また堪能したいです。
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