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京福電車の鹿王院駅から南へ。お地蔵さんの角を右に曲がったところにあります。鹿王院はここを右に曲がってから100mほどのところです。古びた平屋建ての建物で、煙突は金属製のシルバーのタイプ。
番台式で脱衣所はやや狭いです。ロッカーはプラスチック籠を収納するタイプ。ドリンク冷蔵庫、スポーツ紙が置かれていました。
浴室もコンパクトです。まず入り口側に冷たい水風呂。あとは男女境界壁に沿った形で浅風呂、深風呂、ジェットバスが並んでいます。寒い季節ということもありまして、湯温はどの浴槽も44℃ほど。消毒は控え目です。少しオーバーフローをしていまして、ゴミ類はこれで抜けだしているようです。非常にサッパリしたいい湯で、京都の銭湯さんの実力が感じられます。奥の壁のところに直径15cmほどの覗き穴がありまして、さすがにこれは男風呂だけだと思いますが、そこから覗くと釜場が見えました。釜の周りには材木類がたくさん積み上げられていまして、恐らくは薪で沸かすタイプなのでしょう。湯は温まり感もしっかりしていました。大変寒い日の訪問だったのですが、脱衣所に出てからもホカホカした感じが残っていたのは感心です。ちなみに普通の家屋形式の銭湯さんにしては天井が低く、湯気が抜けずに浴室内が水蒸気で曇っていました。
京都らしいこじんまりとしたお風呂屋さんで、地下水の質が高くて湯使いもいいというのも京都っぽいですね。嵯峨、嵐山界隈の観光のついでにも使えると思いますし、鹿王院を歩いた帰りとかにもお勧めです。是非京都らしいお風呂を楽しんでみてください。1人が参考にしています