-
西大路通の大将軍交差点から南へ。北野病院のあたりの道を東に入って紙屋川を渡ったところにあります。古風な料理旅館のようないでたちでして、黒い板壁が雰囲気出しています。玄関先には枝ぶりのよい松の木がありました。煙突はコンクリ製の中太タイプで、大阪に多い方式です。
ここは玄関の靴箱もレトロ感ありまして、金属製のスケルトンなタイプ。こちらは名古屋に多いですね。扉の動きもスムーズで、きちんと手入れされているような気がします。
脱衣所は番台式で普通サイズ。折り上げ式の格天井にそそられます。冷蔵庫は冨士商事のものでした。一般紙、スポーツ紙が置かれていました。京都らしくロッカーは籐籠を入れるタイプです。別にプラスチック籠もあります。
浴室は、浴槽の配置が独特でして、入り口側に電気風呂、ジェットバスがあり、このジェットバスの浴槽側面に電飾が光っていてちょっと怪しいところです。それから水風呂がその対面にあります。中央には深風呂と浅風呂。42℃ほどで何やら洗濯袋に入れられて沈められています。壁には「天然ミネラル温泉」と書いてありまして、緑泥石群とかいうストーンが入っているそうです。そこから溶け出すミネラル成分が云々…という感じでした。一緒に短くカットされた竹炭も入っているようですが、もう炭の香りは飛んでしまっているようです。消毒控え目のサッパリ湯で、特に効能なくても気持ちいいです。奥には「じっこう」という漢方系の入浴剤が入った浴槽とスチームサウナあります。壁はアルプスのタイル画です。
実力派銭湯と言いますか、外観はレトロなのですが中はどうして新しい感じです。一通りの浴槽がありますし、湯使いもいいと思いますので、観光客にもお勧めです。京都をぶらぶら歩く方は是非立ち寄ってみてください。西大路通から東へ少し入ったところなので、予習して行けば負担にならないと思いますんで。0人が参考にしています