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京阪の清水五条駅から五条大橋を渡りまして、すぐに南に入ります。ちょうど高瀬川と鴨川の間にある通りなのですが、そちらをしばらく南下して行きます。もともとここらは花町になっていまして、今でも「お茶屋さん」が何軒か残っているようで、大変風情のある街並みです。菊浜区民会館という立派な会館とグランドがあるのですが、ちょうどその向かいくらいに梅湯はあります。2階建ての和風建築で、ネオンが心に染み入ります。番台式で脱衣所はやや狭い。阪急電車のようなマルーンカラーの玄関と脱衣所でして、ちょっとしたサロンのような感じです。これは浴室も同様で、大阪の「クラブ温泉」に通じるものがあるかもしれません。冷蔵庫はサッポロ製、ロッカーは籐籠を収納するタイプです。
浴室ですが、入り口側に出張った形で電気風呂、男女境界壁に沿って浅ジェット、深風呂が並びます。湯温は42℃ほどで、常時新水の投入があります。消毒臭は控え目で優しい湯です。奥にはサウナがありまして、100℃ほど、8人くらいは入れます。それから冷たい水風呂がありまして、ここの水は上から小さな滝のように流れ落ちて水を供給しています。あと、奥にある釜場に通じるような太鼓橋が渡されています。デザイン性あります。あと、これはコーキングが弱っているのでしょうが、水風呂浴槽の側壁から水が染み出していまして、必然的に水がチェンジするようになっていました。
落ち着きのある空気感が特徴でして、都会の喧騒を離れてここだけはのんびりとした時間が過ごせそうです。湯水の状態もいいですし、観光ついでにお勧めしておきます。観光するにはちょっと緊張感ある界隈ですが、特に夏場にサウナと水風呂を楽しんで行ってもらいたいところです。7人が参考にしています