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小菅と言えば、東京拘置所が何よりも有名です。この辺は拘置所の門前町のような感じですが、どうやら小さな商店があったりして、ほんの小規模な商店街のような雰囲気です。魚屋や八百屋の主人がお客さんとやり取りしたり、明らかに外様の私に対して挨拶をしたりして、東京の下町と言っても、更に奥まった土地である小菅の場末感が随所に見られました。こちら草津湯についても、煙突はあれど入口が見当たらない!?狭い路地が複雑に入り組んだエリアに施設があり、ちょっとわかりにくいです。
湯殿のラインナップ
洗い場(カラン18席)
シャワー(1席)
主浴槽(42~43℃、背面ジェットあり)
深湯(43~44℃、座湯2席分あり)
破風造りのかなり年季の入った建物でした。昭和の30年代くらいに建てられた?のではないかとさえ思えます。柱などは黒ずんできていて、築40年を超える私の実家よりも更に年季を感じさせます。銭湯マップにあったとおり番台型、しかも番台が脱衣所の方を向いている「表番台」です。脱衣所にはこれまた年代物の体重計、ドライヤー、マッサージチェア、ソファなどが置かれています。
湯殿は手前にカラン、奥に浴槽が2つ、カランも一部シャワーが付いていないカランで、これまたかなり古さを感じさせます。カランのお湯はかなり温度が高く、熱めでした。同じように浴槽も結構な温度で、主浴槽が42~43℃程度、深湯が43~44℃程度はあろうかと思われます。
かなり辺鄙な場所にあるため、お客さんも少ないのかなと思いきや、結構賑わっていました。一時的に貸切状態になるも、そこから10分程度で4人も5人もお客さんが来ていました。小菅よりも五反野よりには別の銭湯があり、川を渡った千住側、また綾瀬側も別の銭湯があるため、この銭湯にくるのは本当の「拘置所の門前町」たる小菅の人たちなのだろうなと、そんな感慨の中でのんびり入浴を楽しみました。0人が参考にしています