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京阪の観月橋駅から橋を渡りまして2つ目の信号を左に。向島湯を超えて数分歩くと右手に出てきます。外観は黄色を基調としたちょっと頓珍漢にも見えるものです。
番台式でして、ロッカーは京都風の籠を入れるタイプではなく、余所で普通に見られるタイプでした。脱衣所は広めに取られており、ソファーは4脚もあります。
浴室も大型でして、手前に洗い場、奥に浴槽という配置になります。浴槽は右サイドに超音波・気泡・電気・マグマオンセン・水風呂と続きまして最奥の壁に沿ってサウナがあります。サウナはバスタオル持参で無料になります。4~6人用で、ぎっしり詰まっていました。ガラス張りなので外からでもよく見えます。左サイドには主浴槽の深浅があり、奥の露天コーナーへと続きます。ここの凄いのはサウナの上から水が滝のように落ちてきて、サウナの上で90°右に折れ、露天風呂の打たせになっている派手な演出です。露天風呂は30度前後の水風呂というかぬる風呂になっていました。ちょっと名古屋的なきらびやかさです。裸婦が湯浴みしている巨大なタイル画もあります。
謎のマグマオンセンですが、別府海地獄と同様の成分を詰め込んで…と色々書いていましたが要するに入浴剤のお風呂だと思います。
そうそう、銭湯料金にも関わらず石鹸類が備品としてついてきているのでタオルの持参だけで済むのもいいですね。何かとサービス精神旺盛で、伏見の地下水に恵まれたいい湯が楽しめるなかなか贅沢なところだと思います。店の前には自転車がびっしりと並んでいまして、繁盛のほどがうかがえます。新しい銭湯の形を模索したらこうなったのかな。一見の価値ありです。0人が参考にしています