-
投稿日:2020年12月12日
湯治場風情を色濃く残す宿 (肘折温泉 三浦屋旅館)
きくりんさん [入浴日: 2019年9月18日 / 2時間以内]
44.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
湯治場の風情が今も残る肘折温泉の中心街に佇む、木造3階建ての温泉旅館。温泉街でも一際立派な外観の建物は、明治30年の建築なのだとか。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料300円は、玄関でご主人へ。館内も湯治宿の雰囲気が、色濃く漂います。玄関からすぐの左手に男女別の浴室があり、男湯は手前です。
棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。ちょっと階段を下りたところに浴室があって、右側に1人分のカランがある洗い場。アメニティは、リーブルアロエです。
壁際に4人サイズの石造り内湯があり、緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 組合2号源泉)がチョロチョロとオーバーフローしています。泉温86.4℃を加水して、44℃弱位で供給。PH7.4で、肌がややスベスベする浴感です。加温なし、循環・消毒なしのかけ流し。石の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして、旨じょっぱい炭酸味。油膜のような湯の花も浮いています。浴槽の縁が、温泉成分で白茶色にコーティング。男女別浴室の仕切り壁に、渓流のパネル写真が貼られています。時折車が窓の外を通るのが気になりましたが、ずっと貸切状態でまったりできました。
例年4月末から11月末に宿の前に朝市が立つというので、一度泊まってどっぷりと、湯治の雰囲気に身も心も浸かってみたいものです。
主な成分: リチウムイオン3.1mg、ナトリウムイオン1233mg、マグネシウムイオン37.6mg、カルシウムイオン134.1mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン1.7mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン1343mg、臭素イオン2.6mg、ヨウ素イオン0.4mg、硫酸イオン287.6mg、リン酸水素イオン1.9mg、炭酸水素イオン1356mg、炭酸イオン2.6mg、メタケイ酸196.7mg、メタホウ酸47.1mg、メタ亜ヒ酸2.2mg、遊離二酸化炭素90.5mg、蒸発残留物4012mg
※なお、分析書は平成14年のものだったので参考までに。21人が参考にしています
-