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投稿日:2010年8月11日
湯は本家よりいいかも (奥熊野川湯温泉 川湯まつや)
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2010年7月25日 / 2時間以内]
55.0点
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今回、姉妹館の姉貴分「みどりや」さんに宿泊しましたので本当はサービス外だと思うのですが、フロントの方にお願いしますと快諾していただきましたので、まつやさんに入浴してみました。こちらの書き込みで「みどりやさん以上」という触れ込みもあったので頼んでみたわけです。ちにみにまつやさんは、かなり安価なプランが売りのところだそうで、簡単なビジネスホテルクラスの部屋で、1人3000円ほどの素泊まりが常連さんに人気とのこと。まつやさんに宿泊しますと、サービスでみどりやさんのお風呂も使えますので、かなりお徳。今回はその逆を狙ってみたわけです。
みどりやさんから歩くこと3分、行きは上り坂になります。斜面に建っておりましてフロントは3階です。浴室も3階になります。脱衣所も浴室もかなり狭いです。脱衣所にはタオルが「ご自由にお使いください」と積んでありました。脱衣籠のみで、鍵付きロッカーがありません。このあたりが外来入浴を受け付けていない理由なのでしょうか。
浴室は8畳ほどのスペースで、檜風呂が1段高いところに組み上げられています。ちょっと天井が近いので頭上注意です。3~4人入れば一杯になりそうな浴槽に、「川湯温泉浦島湯」がチョロチョロと投入されています。ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉で、かなり硫黄臭が強いです。何と言いますか、「みどりやさんより濃厚」な印象で、肌あたりがしっかりしています。溢れた湯は専用のホースから捨てられていまして、かけ流しになっています。
お風呂という用途以外には特に何もなく、窓からの眺望は外に大きなクモの巣がある程度です。とはいいましても、この湯は素晴らしいですね。帰りにフロントの方にお話を聞きますと、みどりやさんは熱交換器を通して冷ましているそうで、湯を一旦4階に持ちあげて冷ましてから落とすとのこと。まつやさんは、みどりやさんから湯を専用パイプで引っ張ってくる間に自然に冷却されるのでそのまま投入しているとのこと。ここらの違いが湯の質に出てくるのではという話でした。従業員さんの間でも、まつやの湯の方が好評だそうです。大学時代にノートを貸してやった奴がテストで俺よりも点数がよかったりして、そいつを「親不孝者」呼ばわりしていたのですが、まさにこちらがそれになるかもしれません(笑)2人が参考にしています
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