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白浜から国道42号線を南下し、すさみ町の周参見まで行きます。道は海沿いに走っているのですが、そこから山の方に折れるような案内看板がありますのでそれに従って進んでいきます。結構な坂を昇った先にあるリゾートホテルです。ばら園があったり、パンを焼いているいい香りがしたりと、ちょっと南紀らしからぬ(笑)雰囲気があります。
お風呂はフロントと同じフロアの奥のエリアにありまして、脱衣所では温泉が飲めるようになっています。職場あたりでよく見かけるミネラルウオーターのサーバーのようなところでお水を飲んでみます。なかなかまろやかで美味。
お風呂は内湯はこじんまりしています。サウナ、水風呂、主浴槽(一部バイブラ)となっています。アメニティは資生堂の3点セットと、旅美人の馬油&柿渋の3点セットです。露天は樽風呂と浅風呂がありますが、この浅風呂が一番海に近くて枯木灘がよく見えるビュースポットです。夕焼けの頃の入浴だったので、そりぁ見事なこと。ただ、この浴槽の向こうは下側に道路。この道路からは見えないと思いますが、その道路の向こうに海に開けた展望台がありまして、浴槽内で立つと展望台から下半身まで丸見えになってしまっているような気がします。幸いにも当日は展望台に人はいませんでしたが。泉質はアルカリ性の単純泉で分析表にはpH8.1、620.0mg/kgと書いてありましたが、WebページではpH9.95となっていました。ちょっとよく分かりませんが、アルカリ性ですし肌がしっとりする感じはありました。これは樽風呂で顕著でしたが、白い糸状の湯の華が見られます。循環していると思いますが、どの浴槽もオーバーフローはしっかりとしていまして、湯の交替は行われています。
近くに力量ある温泉が一杯ある南紀エリアですから、「湯目当て」とはなかなかいかないかもしれませんが、総合的に見て雰囲気のよさや接客のよさ(これは本当によかったです!)、眺望なども含めてみるとなかなかのポジションを占めると思います。湯もボチボチといったところで、大きな不満はありませんし、雰囲気重視のカップルさんなんかには特にお勧めできるかなと。2人が参考にしています