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京阪の中書島駅を北口に出まして、商店街を少し北に進んだところにあります。このあたりはもともと巨椋池か宇治川かの島になっていたエリアでして、下からは伏見の名水が湧き出しているところです。ロマネスクっぽい特徴的な外観で、入り口は男女別になっています。下駄箱前から分かれているのでご注意。
番台式で脱衣所は小さめ。古い建築で天井は高め。洋館みたいな感じでしょうか。冷蔵庫は京都ローカルのFUJI飲料製でした。ロッカーは籐籠かプラスチック籠を収納する京都式でして、奥に長くなっています。
浴室もこじんまりとしていてシンプルです。入り口側はスチームサウナ、男女境界壁に沿って手前から水風呂。温浴槽は浅風呂、深風呂、ジェットバスですべてです。水風呂はきりりと冷たく、専用の回収口にあふれ出す形式。1人用サイズです。温浴槽は43℃と高めの設定で、サッパリとして気持ちよいです。塩素は感じられませんでした。浴槽には少しずつですが蛇口から常時新しい水が投入されていて、人が入るとオーバーフローして入れ替わってゆきます。軟水なのかなぁ。カランの湯も石鹸の泡立ちがすこぶる良かったですね。
水も湯もいいのはさすが伏見と言ったところ。名水の1つでもある御香水の流れをくむのでしょうか。ちなみに、京都は地下水が充実している町ですから、こちら同様に魅力的な湯水の銭湯さんは多数あります。夏場は水でさっぱり、冬は熱めの温浴槽でほっこり、四季を問わず楽しめる良銭湯さんでした。2人が参考にしています