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投稿日:2011年7月31日
湯も人も個性的!!! (西方の湯(さいほうのゆ))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2011年6月17日 / 2時間以内]
55.0点
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国道113号線を新潟市内方向から北上していきますと、海側に大きな親鸞聖人の像が見えてきます。そこの施設にある強烈な温泉です。宗教法人の所有する温泉でして、素泊まり2500円で宿泊もやっています。
受付と言いますかフロントからもう薄暗く、独特の世界の入り口ですね。御主人は自力で親鸞聖人像を建立されたとかで、その当時の苦労話や東本願寺の話題、稼業である有機肥料の話や、現在手掛けていらっしゃる製塩のお話など、温泉以前に色々と聞かせていただきました。
さてお風呂ですが、もう何も言いますまい。とやってしまっては詮無いので、ナトリウム-塩化物強塩温泉で35950mg/kg、60.7℃、自噴、pH7.6の強力な湯です。臭化物イオンが129.2mg/kg、ヨウ化物イオンが82.5mg/kgとなっています。当日は内湯のみでして、42℃ほどの大きなあつ湯と39℃ほどの小さなぬる湯、それから水風呂となっています。驚くほどに真っ黒な湯でして、泡がたくさん浮いています。石油分+ヨウ素+臭素でこうなるとのことですが、化石海水に色々と溶け込んだ形ですね。肌がつるつるとしてきます。これは塩分とかの成分のなせる業か、水に溶けない脂分の仕業かはよく分かりませんでした。ちなみに床もつるつるしていますのでスリップにはご注意ください。アメニティーはKUMANO COSMETICSのリンスインシャンプーと固形石鹸です。
どうやら御主人はこの湯から塩を取り出してみようと研究中だそうでして、試食させてもらいましたがやや紫色がかっていまして、舐めてみますと不思議と甘い、そしてきめ細かい味がしました。流通ルートを料亭あたりに求めているそうなので、しばらくするとどちらかの料理屋さんでお見かけするかもしれませんね。
話はそれましたが、湯の濃さと言いますか馬力は物凄いものがあります。こちらに入りましたら、肌や鼻に臭いが染み付いてしまいますので以後の湯めぐりは難しいかと。やはりトリもしくはシングルでアタックしてもらいたいものです。3人が参考にしています
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