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標高1150mという、南アルプス鳳凰三山ドンドコ沢登山口に建つ、緑に囲まれた青木鉱泉の一軒宿。平日のお昼頃、日帰り入浴して来ました。
宿へ向かう途中の9km位手前から、砂利道と舗装道路が交互に続きます。バス発着所の近くに車を停め、50m程砂利道を歩くと、歴史を感じさせる建物が出現。明治3年建築の建物を、昭和25年に復元新築。釘を使わない「挿し鴨居造り」なのだとか。丸窓が特徴的です。
受付は、その母屋右奥の勝手口で。入浴料は1000円と、ちょっとお高め。小さな渡り廊下で繋がれた、湯小屋へ向かいます。手前が男湯。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室左右の洗い場には、5人分のカラン。アメニティは、固形石鹸のみです。
窓際に5人サイズの鉄平石造り内湯があり、無色透明の緑礬泉(分析書なし)が満ちています。裏山から自然湧出した源泉を、41℃位に加温。肌がややスベスベする浴感です。湯温維持のため、槽内で循環でしょうか。蛇口が付いていたので、捻るも湯が出ません。ただ、冷水のカランは源泉かな。口に含むと、鉄臭がして甘味。茶色い湯の花が、舞っています。辺りには、薪を炊くいい匂い。先客と丁度入れ替わりで、貸切状態でまったりできました。登山や滝めぐりの疲れを癒すのに、最高かと思われます。37人が参考にしています