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投稿日:2015年6月14日
妙境の目に効く良泉 (姥子温泉 秀明館(うばこおんせん))
きくりんさん [入浴日: 2015年3月30日 / 2時間以内]
44.0点
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森の中に佇む、姥子温泉の元湯治宿。現在は、日帰り入浴と個室休憩の営業となっています。平日の午後、入浴のみして来ました。
入浴料1800円(大小タオル付)は受付で。大正時代の外観はそのままに、館内はきれいにリニューアルされています。玄関から左手へ廊下を進み、左折して渡り廊下を横断。突き当たりを右折し、また突き当たりを左折。貸し部屋や、休憩室の前を通って、その先の湯小屋へ。
脱衣場は、左右に二ヶ所。右側には棚に籐籠が並び、左側には棚だけです。浴室と脱衣場の間に、扉はありません。湯気抜きのある、高い天井の浴室。洗い場なし。石造りの内湯が、板で2つに仕切られています。
どちらの浴槽にも、うっすら青みがかった透明の単純温泉(源泉名: 姥子温泉 元箱根第20号)が、サラサラとオーバーフローしています。動力揚湯泉で、源泉かけ流し。泉温42.4℃ですが、左側は4人サイズで44℃弱位、右側は6人サイズは42℃弱位。PH3.7ながら、肌がスベスベする浴感です。芒硝臭がして、少し酸味。奥に、注連縄が掛かった岩盤湯壺があります。
金太郎が目の怪我を治した伝説が残ることから、古くから眼病に効く温泉。直接顔を付けてもいいと書かれていますが、湯壺までは約30cm下。触ると熱いし直接はムリなので、金ダライにすくって冷ましてから、目を洗います。最初シバシバするも、後でスッキリ。チョロチョロと湯が注がれる音だけが響き渡り、ずっと貸切状態でまったりできました。
湯上がりに、釜戸と繋がった休憩室でのんびり。マッサージ機が無料です。自然湧出の元箱根第4号源泉は、この日は入れず。受付で尋ねると、雨がたっぷり降った後(梅雨が開けた7~8月頃)は湯壺から溢れ、そのまま湯槽を満たして、かけ流されるのだとか。次回は是非、そんなワイルドな源泉かけ流しを体験してみたいです。
主な成分(元箱根第20号): ナトリウムイオン34.60mg、マグネシウムイオン18.20mg、カルシウムイオン65.80mg、アルミニウムイオン1.55mg、塩素イオン4.01mg、硫酸イオン321.00mg、硝酸イオン1.66mg、メタケイ酸233.00mg、メタホウ酸1.71mg、成分総計0.688g75人が参考にしています
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