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美ヶ原温泉の白糸湯の街通り沿いに佇む、明治7年(1874年)に開業した白壁となまこ壁が美しい民芸蔵造りの湯宿。平日のお昼頃、日帰り入浴して来ました。
玄関を入って、左側の帳場の鈴を鳴らすと、ご主人が出て来てくれます。入浴料3740円は、事前に公式HPから予約とオンライン決済で。館内の地図と鍵を受取り、いざ温泉へGO!。
現在、日帰り入浴は3つある貸切風呂のみ利用可です。この日は、露天風呂と内湯の貸切風呂「山の辺の湯」へ 。まっすぐ奥へ進み、別館の中を通って路地を渡り、新館を更に通り抜けた中庭にあります。「木もれびの湯」の手前、右手に飛石を進んだ突き当りです。
籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。この日は松本も気温30℃を超えていましたが、エアコンが付いていて嬉しい。ここにもアルコール消毒液があり、コロナ対策もバッチリです。浴室に入ると、左側に2人分のシャワー付カランがある脱衣場。アメニティは、ラコンサのハーブ系です。
左側に3人サイズの檜造り内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 第2、第3、第4、第5源泉の混合泉)が満ちています。泉温42.8ですが、加水なし・加温ありで42℃位で供給。PH8.6で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・かけ流し併用で、消毒ありですが、微塩素臭が気になります。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。浴槽が小ぶりなので、浸かるたびにザッパーンと溢れるのが気持ちいいです。
続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの青石造り円形浴槽で、こちらも湯温は42℃位。竹垣で囲まれて、景色は見えません。3分の1程屋根が掛かり、空には木が生い茂るので、夏でも直射日光が当たらず暑くありません。湯の流れ落ちる音と蝉の声に耳をすませ、独泉でまったりできました。
コロナ禍でも、人との接触を避け安全に日帰り入浴できるシステムは、今後の温泉施設の新しいスタイルになっていくかも知れませんね。
主な成分: ナトリウムイオン94.1mg、カルシウムイオン33.7mg、ストロンチウムイオン0.2mg、フッ化物イオン1.6mg、塩化物イオン27.9mg、硫酸イオン221.4mg、炭酸水素イオン20.9mg、炭酸イオン3.9mg、メタケイ酸42.3mg、メタホウ酸0.7mg、成分総計447.9mg21人が参考にしています